「有機JASマーク」について
有機野菜の証は「有機JASマーク」
有機野菜とは、「有機JASマーク」がついた状態で販売されている野菜のことです。

「有機JASマーク」は、第三者機関(登録認証機関)から日本農林規格 (JAS)を満たした農家であると認定された証で、このマークを取得することなく有機、オーガニックなどの名称、表示で野菜を販売することは法律で禁止されています。
つまり、有機野菜として野菜を販売するためには、「有機JASマーク」が必ず必要ということです。
「この野菜は有機栽培されたものです」 と表示するのに、なぜ第3者の認定が必要になったのでしょう?
「有機野菜」「オーガニック」「無農薬」 偽者を防ぐためには第三者の認定が必要
実は、昔は「自分が有機栽培のガイドラインに沿って野菜を栽培している」と思えば、自分の判断で、「有機野菜」「オーガニック」「無農薬」という表示で、野菜と販売することが出来ました。
しかしその結果、ガイドラインの基準を満たしていない野菜が「有機野菜」「オーガニック」として多く流通し、消費者を混乱させました。
きちんとガイドラインに沿って有機栽培を行っている農家にも、それは決して良い状態とは言えません。
そんな中、国際的にもオーガニック食品の基準を明確にしよう、という動きが起こり、1999年、国際食品規格委員会(コーデックス委員会)により、コーデックス規格が定められました。
2000年には日本でも、そのコーデックス規格に準拠した日本農林規格 (JAS) が改正され、その基準を満たしていると第三者機関(登録認証機関)から認証を受けた農作物が、「有機JASマーク」を貼付けて販売できることになったのです。
当農園、有機野菜畑も、「有機JASマーク」の取得を申請中で、2015年11月には取得予定となっております。
(通常、取得には2年以上掛かりますが、5年以上の耕作放棄地として証明ができる畑の場合は1年間の畑の生産管理工程を提出するだけで申請が通ります。当農園はこれに該当します)
「有機JASマーク」を取得するには、毎年調査を受けたり、様々な書類を提出したり、講習を受けたりと、煩雑な手続きが多くあります。
しかし、第三者によって客観的に「当農園の野菜が有機栽培である」と認定して貰うことは、お客様に安心して当農園の野菜を召し上がっていただくためにも、必要なことと考えております。